2016年6月4日土曜日

読者さんからの暴露―コンビニ店長24時間就業日記


「コンビニ業界もブラックなんです。この業界の真実を取り上げ、日の目にさらして下さい!」

こんな悲痛な叫びが、私のアドレスに届きました。私の記事を毎回楽しみにして頂いている、読者の方からのメールでした。コンビニ業界といえば言うまでもなく、24時間営業で年中無休が当たり前の業界です。

「コンビニ残酷物語」などというタイトルで、昔からインターネットにも、多くの告発記事が散見されています。いつだったか、ファミリーマートで店員に土下座を強要したお客が話題になったことも思い出しました。


私自身、学生時代に数か月ほどアルバイトの経験がありましたが、短期間だったこともあり、深く業界について知らないまま時が経っていました。

私も、少なからず業界に関わった人間として、ブラック企業関連の記事を扱うライターとして、そして何より私個人の興味もそそられ、この方から詳しく話を聞くことにしました。




「雇われ店長だから・・ですが、30代半ばになり、人生棒に振ったか?の念が沸き起こりまして、メールしました」(頂いたメール本文そのまま)

と切々と語ってくれました。

メールをくれた方は加藤さん(仮名)という男性で、とあるコンビニで今も現役で活躍されています。先ほどのメールにもある通り、夫婦経営の経営者に雇われている店長。19歳からアルバイトでコンビニ業界に携わり、現在に至る。ざっと働いている環境を伺ったが、予想以上に酷い状況でした。


夜22時から朝6時が現在の基本シフトで、空いている時間は、アルバイトが突発的に休んだ場合の呼び出し対応だそうです。連絡を頂いたときは「18時から6時まで仕事で、小休止して9時から仕事です」こんな話をしてくれました。

残業時間は一日平均4時間ほどで、店舗での業務に加え、会議、勉強会、研修等の仕事で潰れていくそうで、休日は、月に1日あるかないかという状況だという話です。

「そんなに働いているんですか」
と私が驚きの言葉をかけると
「そうですね。ただ数年前は、一年以上まともに丸一日休んでなかったんで、まだありがたいです」
とサラリと返されるような状況。

仕事をして当たり前、休みがなくて当たり前の状態なのでしょう。
週休二日が世間の風潮ですが、加藤さんはすっかり感覚がマヒしているのかもしれません。


加藤さんの労働時間を一か月30日として単純に計算すると、一日休日があったとしても、合計29日働いて、残業時間は一か月で116時間。過労死する残業時間の最低限のラインが一か月80時間なので、如何に過酷な状況か理解できます。


どうしても心配になった私は「過労で倒れたりしたことはありませんか」と思い切って加藤さんに聞いた。

幸い私はありませんが、と前置きした上で
「同じ社内で過労で倒れた人はいます。近くの店の付き合いのあったやつも一人先月に辞めました。理由は無理なシフトでした。ストレスから皮膚炎発症して決めたみたいですよ。」
こんな答えが返ってきました。

もしかすると加藤さんは、付き合いがあった人が最近になって辞めたからこそ、私に連絡をくれたのかもしれない。「このまま黙っている訳にはいかない」と。


これからも、加藤さんの話から、コンビニ業界の裏側を話していきたいと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿

Back to Top